君は楽しすぎて泣いた

徒然なるままに

関ジャニ∞の2019年9月に寄せる

ツイッターの140字じゃ足りなくなった。初めてこんな長い文を書くから、読みづらい。

 

彼が事務所を退所する今日を逃したら、もうこれは永遠に完成できないと思った。主観まみれの覚え書きだけれども、書ききったからには欲が出て公開したくなってしまった。ポエムの自覚はあるから恥ずかしい。

 

 

 

 

 

 

 

初めて好きになった3次元の媒体が関ジャニ∞だった。

 

 

 

友達に、半ば強制的に、カラオケのデュアルモニタールームでコンサートDVDを浴びせられて(見せられて、より浴びせられたという表現が正しかった、ほんとに)、こんな面白いことできて、こんなにも顔がいいジャニーズいるんだ…と思った。あと単純に関西弁が新鮮でめちゃくちゃよかった。家に帰ってツイッターで検索かけたらもう沼が待っていた、2016年の夏。

 

 

ずっと2次の界隈に生息してきたから、自分がジャニーズとかいう、きらきらしたコンテンツを好きになれると思っていなかったし、これほどまでに1つのジャンルへの熱がつづいたことがなかったので、今でも関ジャニ∞の底なしの求心力には感心せざるを得ない。

 

初めて行ったコンサートは冬のエイタメ。外周トロッコで回ってくるメンバーとの距離感の近さに、あ、この人たち本当に存在する人間なんだ…と感じた。

また同時に、5万5千人で埋まるドームを見て、こんなにも多くの人たちがたった7人のことを好きで、1万円近いお金を払って、精一杯のおしゃれをしてこの場に来てるってすごくない?しかもそれが何公演も行われてるって、この人たちどんだけ魅力的なんだ…と感動したのを覚えている。これは今でも行くたびに思うことだけど。

 

 

 

 

 

2018年4月13日は日曜日で、当時は受験生だったので1日家で勉強していた。ちょっと休憩しようと思って、ツイッターを開いて、TLでみんなが何を言っているかわからなかった。ショックとかそういうのの前に、え?本当に何を言っているの?って思ったんだ、話が噛み合わないって感情の方が近かった。

 

間も無くして会見が始まったけど、それを見るだけの体力と気力はなくて、結局今の今もあれをフルで見れたことはない。あとから流れてきた画像やコメントを見て、全然納得していないと言った態度の人、泣いている人、体調不良で参加できなかった人までいたと知って、それでも、それほどまでに別れを惜しんでいたんだ、寂しかったんだ、止めてくれたんだ、メンバー内でも。と思った。

 

 

メンバーたちが自分たちファンと同じ感情でいてくれたということがわかって嬉しかったのかも知れない。関ジャニが仲良しなところが彼らの1番好きなところだったから、それが過去の記録だけじゃなくて、現在もそうであったということが立証されたことに安堵した。関ジャニ∞を応援していたことに対して自信が持てたように感じたんだ、皮肉にもメンバーの脱退会見を通してであったけれども。

 

だから泣かなかった。

 

 

 

 

それでも、表向きは勉強を理由に、GR8TESTには行かなかったし、FCも更新しなかった。すばるがいない関ジャニ∞を受け入れたくなかったっていうのが大きい。あの歌声がない関ジャニのライブに違和感を抱いて罪悪感を感じたくなかった。レポもできるだけ読まないようにした。DVDが発売されても、痛々しいメイキングの彼らが見たくなくて、目を背けて買わなかった。わたしが好きな関ジャニはみんなが笑顔で、くだらないネタで笑いくずれちゃって、曲も歌えなくなっちゃうようなグループだったと思ったから。

今では、あの時は受験っていう逃げ道があってよかったなと思う。

 

 

 

 

今年は十五周年で、祭りだった。

あのおっちゃんたちが一番輝く祭り。わたしの一番好きなツアーDVDは十祭の野外ライブなので、これは行かないわけにはいかないと思った。FCにも入り直して、友達が札幌を当てたから、バイトしてお金を稼いで、初めて遠征した。

 

初日に入ったことがなかったから、アルバムもないし、本当に何を歌うのかこれっぽっちもわからんライブは初めてだった。

 

 

 

 

 

 

 

そんなサッポロ初日を終えての感想も書こうとしたけど、自分のツイッターが一番生の感想だった。

 

2019/7/14

20:58-「あーーーりえんよかったさっぽろ!わたしは何度か卒倒しかけた セトリのせいで」

20:59-「まさか令和の時代にはにかみおぶりがーど聞けると思わんやん」

23:00-「てかりょんぴぴメイン中はめちゃくちゃ機嫌良くてニコニコしてて最高だったな」

 

 

2019/7/15

1:14-「ほんとにね、クソメンヘラ女みたいなこと言いますけど、実際生で見て聞くとわかるんですよ、いや錦戸亮全然関ジャニ辞める気ないやんけってもはや笑っちゃったよね、根拠のない噂って本当に立つんだなって」

1:15-「あんなに楽しそうにするりょんぴぴ滅多にいないですよ MCも、ダンスも、曲も、全部めちゃくちゃに心から笑顔が湧いちゃって仕方ないって感じだったなあ」

 

14:38-「去年受験もあったし現場行かなかったんで、すばるがいないコンサートは初めてだったのだが、具体的にどこどこがすばるのパートって覚えていなくても、耳が覚えてて別の人が歌うとやっぱり違和感を感じて俺は これか…となった」

14:40-「決定的に足りないなって思っちゃったのは、歌声じゃなくて勝手にしやがれブルースハープだった いつも聞こえてる音がないだけで、あれ?だれか入りミスった?と思ってセンステめっちゃ探しちゃって、そこで初めてすばるだったってことを思い出して死にたくなった」

 

23:00-「一曲目の∞ o’clockで下からポップアップで登場し、大スクリーンに抜かれた大倉が、カッターシャツに重め金ロングジャケット(襟付き)で今のビジュも相まってマーージで銀魂の沖田かと思った つまり吉沢亮(????)」

 

2019/7/25

21:59-「そうなんだよ、Tシャツにさ、we will never end って書いてあって あーこりゃ当分関ジャニは終わらんなって思ったよね」

 

2019/8/01

22:12-「関ジャニ、コンサート入ると確実に沼に落ちるから優勝」

 

23:01-「音楽がすばるを連れてっちゃったって表現、的確すぎんだよなぁ」

 

 

 

 

 

こんな若輩者に語られたくないと思うけど、音楽って、一度でもやったことある人はわかるけど、本当ウソつけないんすよ、バンドとか自分で演奏するやつだと特に。喧嘩してる時は入り揃わないし、本気で合わせようとした時のユニゾンは普段の何倍も綺麗になる。だから、6人の関ジャニを初めて生でみて、聞いて、あぁこの人たちもう大丈夫なんだと思っちゃったんだよなあ。

 

 

 

 

サッポロの2ヶ月後、9月の東京ドームにも参戦した。会場一体となっての勝手に仕上がれはやっぱりアツくてエモくて最高だったし、腕がちぎれるかと思うくらいペンラを振って、声を出した。全力には全力で答えたかった。

 

 

 

 

 

6人が作った十五祭はセトリからオブジェから本当に最高だったし、これまで買ったことのなかったコンサートDVDだって即買いたいと思ったくらいだったよ 関ジャニ∞が最高なことをまだ知らない人たちに教えるとしたら、これからは真っ先にこれを見せたいな、と思うような祭だった。

 

 

 

 

 

 

2019年9月5日、錦戸くんが退社するという発表を受けて。

 

動画を見て、ラジオを聴き、テレビでのコメントを見、新聞の連載コラムを読んだ。 

 

ファンが関ジャニのことが大好きであるのとおんなじくらい関ジャニ側もファンが必要で、大好きでいてくれてるのが本当によくわかった 言ってしまえばアイドルでジャニーズで、とても大きな存在だから たかがファンなんだろうなと思ってしまっていたところが多くあったんだけれども、初めて相思相愛というか、相手からも矢印が自分たちに向いているというのを痛感した。

 

また同時に、今まで目を背け続けてきた、痛々しくて苦しいところもきちんと見なくてはいけない気がして、GR8TESTをメイキングまで見た。

 

関ジャニ∞は当たり前にジャニーズでアイドルなんだけれども、わたしは"アイドル"という形容詞で彼らを語りたくないという気持ちがずっとあった。多分、めちゃくちゃ言いたくないけど、"アイドルなんて型にはまらない彼らが好き"な自分、みたいなところがあったんだと思う。

 

だけど、メイキングで見せたようなあの大変な状況の中で、ステージ上ではそんな素振りを見せずに、コンサートというエンターテイメントをやりきった彼らは、アイドル以外の何者でもなかった。わたしのこんなつまらないプライドで、彼らが投げかけてくるものから、逃げてはいけないと感じた。これから彼らを応援するときの感情は、これまでとはまたちょっと違ったものになる気がしている。

 

 

永遠なんてないと痛いほどわかったし、一人一人がわたしたちなんかでは計り知れないほど悩んで、考えて、それでもまだ続けたいと思った5人が残っている。

 

無責任に大丈夫なんて言えないと、弱くて汚くて小さいところもあると認めたあの人たちは、こんなときだからこそ止まりたくないらしい。

 

それなら、これから始まる47には意味があるだろう。

 

 

この1ヶ月ほど関ジャニ∞のことを考えたことはなかったよ、ここまできたら地獄まで一緒に心中しようぜ、おっちゃんたち!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

p.s.(丸日?)

週刊少年ジャンプで育ったオタクだから関ジャニのこれまでの歴史が、積み上げてきたエピソードが、刺さりまくった。多分ジャニーズだから好きになったんじゃなくて、関ジャニ∞だから好きになったんだよな。この世のエモーショナルがいろんなところに隠れてんのは、これまでの自分の経験を通して身に染みてわかってる、その中に関ジャニ∞もあることは自明だし、間違いのない選択だったと思っている。

 

終わりがある、とわかっているものは多分、その散り際までもうつくしいよ